インテリアとしての魅力と設置で大切な点は

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炎がゆらめき癒しの空間を演出してくれる薪ストーブは、暖房機能だけではなくインテリアとしても人気の高いアイテムです。薪ストーブには、そのアナログ的雰囲気はもちろん、デザインによってはレトロ感や重厚感を感じるものもあります。家の中で大きな存在感をかもしだし、住む人や訪れた人をほっとさせる魅力があるのは言うまでもないでしょう。ただし、薪ストーブを設置するには、国・地方自治体などが設けている基準をクリアする必要がありますし、設置する場所についても十分に検討しなければなりません。なかでも最も肝心なのが煙突の設置場所です。煙突というと煙を上に吐き出すだけと考えるかもしれませんが、それだけでなく、上昇気流を発生させて新しい空気をストーブに取り込む役割を持っています。したがって、ストーブ本体の設置場所よりも、煙突の設置場所をまず決めることが肝心なのです。

購入先は専門的が一般的

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薪ストーブを設置したいといっても、そもそも薪ストーブ自体はどこで購入すれば良いのか分からない人も多いことでしょう。もっとも多いのは専門店などで購入する方法で、専門店の多くは設置工事までを請け負っています。WEBサイトから注文できる店もあり、デザインも豊富なため、どんなものがあるのか見るだけでも参考になるでしょう。また、使うための小物や薪なども通販で購入できるため、比較的入手しやすいと言えます。購入前に決めておきたいことのひとつが種類であり、その仕組みによって「輻射式」と「対流式」とがあることを知っておきましょう。輻射式は、ストーブ全体を暖めその熱を放出する仕組みで、冷めにくいメリットがある反面、熱損失が大きくなります。一方の対流式は、燃焼炉の周囲に空気層を作ってその内部で暖めた空気を放出する仕組みで、輻射式と比較して部屋全体が早く均一に暖まる特徴を持ちます。

導入前には充分に調べておくことが大切

薪ストーブ

薪ストーブとひとくちに言っても、価格は低価格から高いものまで実にさまざまな種類があります。従って、設置前には十分に調べてから購入することが大切です。特に、家の新築と同時に導入したい際などは、やることが多くなりますので余裕をもって選定することが肝心でしょう。また、薪ストーブの種類のなかには高気密型の家には適していないものもありますので、設計の段階で家に適したストーブを絞っていく必要があります。インターネットや雑誌、カタログなどでイメージは掴むことができますが、実際に販売店に足を運んで実物を見ることも重要です。そして、分からない点などはその場でスタッフにどんどん質問しましょう。その際、図面など家の構造が分かるものがあれば、持参していくのがおすすめです。ちなみに、薪ストーブの設置費用の目安は安くても約150万円程度と言われていますが、本体や煙突の購入代と工事費以外にも炉壁や炉台などの工事費が別途かかることが多いです。したがって、詳細は販売店にきちんと確認することが大切です。また、地域により異なりますが補助金が利用できるケースもあるようですので、事前に調べておくと良いでしょう。

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